2019年の花祭りも多くの皆様に応援、ご参加いただき非常に賑やかなお祭りとなりました。
ご協力・ご参加いただいた皆様に改めて御礼申し上げます。
動画を公開しておりますので是非ご覧くださいませ。
亡くなった後もその美しさが人々の記憶に残り、夕霧太夫を題材とした作品が数多く作られました。
代表的な作品として以下があります。
かの有名な江戸時代の浄瑠璃及び歌舞伎の作者である「近松門左衛門」も、
夕霧太夫を題材とした作品【夕霧阿波鳴渡】を残しています。
作中の「吉田の段」は改作【廓文章】の基となり、歌舞伎も上演されています。
浮世草子を確立させた元禄の文豪である「井原西鶴」の作品【好色一代男】にも夕霧太夫は登場します。
作中で夕霧太夫について
「神代このかた、また類なき御傾城の鏡」
と表現されており、
ここでも夕霧太夫の美しさが読みとれます。
夕霧太夫は、淨國寺にある墓所で眠っております。
夕霧太夫が亡くなった後、松尾芭蕉と並ぶ俳人「上島鬼貫」1688年にこの墓に参拝した折に詠んだ句
「此塚に柳なくともあわれ也」
が墓碑に刻まれており、現在でも参拝する方は後を絶えません。