今年はペット供養塔のしだれもみじも綺麗に紅葉しています。寒くなったからでしょうか。葉っぱがモコモコで昔お寺で飼っていたチロという犬の毛はこんな感じだったように思います。
うらをみせ、おもてをみせてちるもみじ
良寛上人の句です。先日、当山先代住職の七回忌を勤めさせていただきました。コロナの感染が少しおさまり、ご縁のあるお寺方にお参り頂けたことはありがたいことです。
晩年、難病であった先代を思い出します。治らぬ病身であっても愚痴を言わない穏やかな人でした。
人は最後には誰かのお世話になります。
それは息子や娘であったり、親族や友人であったり施設の方であったりするでしょう。
散るもみじのように決して綺麗な部分だけではない、介護等のこと、いずれは自分のことであると肝に命じ、今ある自分の有り難さに感謝して日々暮らしたいと思います。
南無阿弥陀仏